こんにちはichi(@s_fcbr)です。
最近買い物のいいわけという本を読みました。
2008年出版の少し古い本になるのですが、タイトルにひかれて購入。
地元の古本屋で見つけたんですけど、おそらく100円だったかなと。
古本屋っていいですよね。
気になっていた本が次行った時はなかったり、気になる本が増えてたり、そういう一期一会感がいいなあて思います。
ブックオフとかもいいんですけど、ローカル感のある雑多に積まれて作者順にもなっていない「どうやって探すんだよ」って本屋もすごい好きです。
少し話がそれましたが、本の内容はタイトルからわかるように、”買い物エッセイ”。
著者である堀井 和子さんの購入した「洋服から、牛乳、ティッシュ、靴、しゃもじ」などお気に入りのアイテムを買った理由とともに紹介するそんな内容です。
読んでると、洋服で自分がこだわっているポイントや、買った理由、お気に入りの理由を思い出す。
この本を読んで、今までの買い物を見つめ直すいい機会になりました。
買うものの値段が上がって行ったり、似たようなものばっかり買っちゃったり、買うって決めてるのに理由を探したり。
自分の買い物、考えと照らし合わせて作中で出てくる響いた台詞をご紹介します。
値段というのは、ショックを段々に与えていくと慣れるのかもしれない。
値段を見ていくうちに、値段については、こういうものか……という免疫ができてきていた。
この値段で買うという覚悟に、免疫が作用する。
買い物は、なかなか奥行きがあって、恐いもののような気がしてきた。
引用:「お買いもの」のいいわけ
勇気を振り絞って「1万円のシャツ」を買ったら、次は「1万5千円、2万円」
徐々に徐々に買うものの値段が上がっていく。
次第には3万円のシャツを見ても「こんなもんだよな」と思うように。
著者風にいうと「免疫がついてきた」ということなんでしょうね。
でもほとんど買わない、免疫がないニットだと、「1万」でも「高っ!!」って感じます。
ウールの分厚いやつだと原価高いってわかっているのにね。
私は「シャツ・パンツ・スニーカー」が好きで、よく買います。
つまりは、しっかりと免疫ができているということ。この三つの免疫は4万円かな。
これからまだまだ上がっていくと考えたら恐ろしい。
インポートに手を出さない限りは大丈夫だと思っていますが、一回買うと免疫ができてしまいますからね。
買う時は慎重に。買い物は恐ろしい。
値段というのは、ショックを段々に与えていくと慣れるのかもしれない。
この値段でこれを買うという覚悟を持てれば買える。
引用:「お買いもの」のいいわけ
自分の価格を作る
「価格を把握する」ことかなり大事だと思っていて。
服を見た時に、このデザインでこの値段だったら「安い・高い」ってのが瞬時にわかること。
簡単にいうと他と比べられるってことですかね。
例えばですが、ドメブラのシャツは「2-3万円台」という「私の価格」があります。
なので「4万円台」になると「少し高いな!?」と感じます。
凝ったデザインや素材を使っていても「5万円台」は私の価格にはないので「買う」という選択肢は生まれません。
3万円台のシャツを値段で躊躇しなくなったのは、「自分の価格」が更新されたんでしょうね
昔は5000円の服を買うのも躊躇してたのに。
買い物は、まだ理解していない自分の内側を推し量っていく過程が面白い。
「買ってしまうだろうな」というときと、「諦めるだろうな」というときは、最初にわかるような気がする。
あとは買う日まで何だかつっぱってみたり、やせ我慢してみたりしているだけなのだ。
引用:「お買いもの」のいいわけ
似たようなデザインの服を買っちゃいませんか?
私だと似たような黒のワイドパンツやシャツがたくさんあります。
必要ない。すでに持っていると自分に言い聞かせても、頭から離れないんですよね。
そういう時って「丈がちょっと違うから」「生地感がちょっと違うから」
変に「買う理由」を探しちゃいます。
理由を探してるってことは、自分に後ろめたさがあるのかな。
「同じものばっかり買って」って奥さんに怒られるのが怖いだけかもしれませんが(笑)
あとは買い物の先延ばし。
私だと「今月はカードの支払いがあるから来月買おう」っていう理由がほとんどですが。
でもこれって結局、買うって決めてるんですよね。
決めてるならパッと買うようにしたいものですが、予算の兼ね合いもありますからね。
ただ最近は悩んでる時間がもったいないと思うようになってきたので、忘れられなかったら買うようにしています。
失敗したなと痛みをきちんと感じることも大事だと思う。
買い物は、まだ理解していない自分の内側を推し量っていく過程が面白い。
自分の内側から、抜け出たつもりで、自分の行動や思考を推理してやる。
失敗したなと痛みをきちんと感じることも大事だと思う。
次にものを選ぶときに、刻みこまれた感覚が、きっと作用する。
引用:「お買いもの」のいいわけ
「失敗は成功のもと」買い物もそうだと思います。
買い物で成功するには、ある程度の失敗は必要なんじゃないかなって。
もちろん失敗は少ない方がいい。お金も勿体無いですしね。
でも、経験と失敗をするからこそ「いい買いもの」ができるようになる。
「お金をかけて失敗」したからこそ、得られるものはすごく大きくて、「二度と失敗したくない」と感じるからこそ、真剣に選択をするようになります。
「サイズ感間違えた」「思ってたのと違った」「買ったけどすぐ着なくなった」
こんなことは今ではかなり少なくなりました。
なかなか高くつきましたが、これも失敗の賜物ですかね。
まとめ
簡単にいうと、言いわけしなくてもいいくらい強く魅かれたら迷わずに買う。
言いわけして買ってもいいけれど、自分の選択に責任を持つ。
失敗したらちゃんとショックを受け止める。
もちろん、買い物に対しての自分の予算、限度は把握してあるという前提でのことだけれど。
引用:「お買いもの」のいいわけ
「惹かれる」じゃなくて「魅かれる」って表現がすごい好きです。
マイナスの買う理由(言い訳)を探すんじゃなくて、
「言い訳」をしなくてもいいくらい惹かれる「良いわけ」を増やしていきたい。
たくさんある洋服の中から、「好きなもの」「魅かれたもの」を選ぶって最高に楽しいですよね。
これだから買い物はやめられない。
買い物に対しての自分の予算、限度は把握してあるという前提でのことだけれど。
引用:「お買いもの」のいいわけ
なんやかんやこの言葉がかなり刺さったかも(笑)
ではまた。
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