こんにちはichi(@s_fcbr)です。
せっかく洋服を買ったのに、蓋を開けてみれば”ほとんど着てないなあ”なんてことありませんか。
私もいろんな服を着てきた中でそういう経験はやっぱりありまして、
それがこちらの黒シャツ。
”3万円”もしたのにほとんど着ていません。
サイズもぴったりでデザインもお気に入りなのに、”なぜか”あんまり着ていないんですよね。
この”なぜか着ていない”という部分に焦点を当ててよく考えると、
このアイテムを着なかった理由が”2つ”
今回はこの2つの理由と合わせて、3万の失敗で学んだことをご紹介します。
結論から言うと”洗濯できないシャツに要注意”
シャツの紹介
まずは今回題材にしているシャツの紹介から。
ETHOSENSの17AW
レイヤードシャツという名前のアイテムです。
レイヤードシャツとあるように、シャツの上から一枚生地がぐるっとまかれています。
かなりクセのあるデザインとなっていますが、着用した際に動きが出てとてもカッコいい。
黒の無地ではなく薄いシャドーストライプになっています。
着てみるとこんな感じ。
サイズ感もバッチリです。
デザインも相まってモードに着用できて、一枚でカッコよくきまるアイテム。
ちなみにデザインに癖があるからという理由で着なかったわけではありません。
むしろデザインは私のツボにドンピシャ。
「じゃあなぜ着ないんだい」というところを早速ご紹介していきます。
①黒のシャツは難しい
そもそも論なんですけど、
黒のシャツって合わせるパンツを選びませんか。
手持ちのパンツは”何色”が多いか確認してみてください。
私は手持ちの95%が黒のパンツだったということをこのとき思い知らされました。
95%ということは黒のパンツしか持っていないといっても過言ではありません。
そうすると黒のシャツを着るときでも合わせるパンツは黒が多くなり、上下真っ黒になってしまいます。
モードにカッコよくしたいときはいいと思いますが、やはり黒のワントーンは重たくて少しキメすぎ感がありますよね。
このワントーンを避けるために灰色のパンツを買ってはみましたが、結局しっくりこなくて全く着なくなる最悪の事態に。
単体で見たときは非常にカッコよく魅力的なシャツでしたが、着回しのしにくさから着用回数が減りました。
このシャツを購入以降、”黒で無地のシャツ”は買わないようにしています。
私の場合は極論ではありましたが、シャツのコーディネートって、結局”パンツとの相性”です。
シャツを新しく購入する際は今持っているパンツを思い返してみましょう。
合わせるアイテムが少ないと着る回数は本当に減ります。
②洗えない素材に要注意
これが今回一番伝えたかったこと。
なぜ着なかったのか
一番の理由は「シャツが自宅で洗えなかったから」です。
シャツでよく使われる素材は代表的なもので言うと、
・綿(コットン)
・麻(リネン)
・ポリエステル
・レーヨン
・毛(ウール)
このあたりでしょうか。
ご紹介させていただいた黒シャツは、素材がなんと”キュプラ100%”
スーツの裏地に使われることが多い”キュプラ”でシャツを作っている非常に珍しいアイテムだったのです。
まずキュプラの特徴としては、
・生地が柔らかく、肌触りが良い
・光沢やドレープがキレイ
・静電気が起きにくい
・吸水性、吸湿性に優れる
このようなメリットがあります。
このシャツも着用した際に”一枚で決まる非常にカッコイイアイテム”に仕上がっており、他の人と絶対に被らないという魅力もあります。
ですが、一つだけ大きな弱点が。
それは”自宅で洗濯できないこと”。
水に極端に弱い素材になっているため、洗濯してしまうと大幅な縮みが発生します。
なかには手洗いOKなものもありますが、基本的には”水がNG”です。
参考までに私の購入したシャツのタグがこちら。
・do not wash(洗わないでください)
・do not bleach(漂白しないでください)
・do not tumble dry(タンブラー乾燥しないでください)
・warm iron, use press cloth(アイロンは当て布を使用してください)
・dry clean perchlorethylene(パークロロエチレンでドライクリーン)
・do not wet clean(水洗いしないでください)
禁止事項が多すぎません?
”洗わないでください”と服に書いてあるのは衝撃でした。
実際洗濯表示は禁止と書かれていても家で洗えるケースが多いのですが、それはあくまでも”洗濯が可能な素材”である必要があります。
実際私も綿や毛であれば洗濯不可と書かれていても手洗いで対応することがほとんどですが、キュプラは水がNGであるため洗濯しようにも洗濯ができない困りもの。
自宅で手洗いに挑戦してみてもいいのですが、価格が価格ですので挑戦する勇気が出ず、ワンシーズンごとにクリーニングに出しています。
あとは汗の匂いが付かないようにするのも気を使うんですよね。暑そうだからやめとこうとか。
もちろんキュプラにしか出せないドレープ感や生地の良さはあると思いますが、洗濯できないデメリットの方が大きいと私は感じます。
どれだけ気分が上がる洋服であってもケアが簡単でない衣服は、私にとって小さな”ストレス”。
これが積み重なった末、残念ながら今ではほとんど着用することがなくなりました。
高い勉強代ではありましたが、これはこれでいい教訓になったとポジティブに捉えています。
洋服を購入するときは、デザインだけでなく買った後のことも考えるようになりました。
ドレープの効いたトロンとしたシャツは自宅で洗える”ポリエステルやレーヨン、テンセル”で楽しむことをお勧めします。
番外編 着丈の長いシャツは難しい
今回のアイテムとは直接関係はないのですが、私がシャツを購入する際は”着丈”も重視しています。
絶対に通販で買わない自分だけの基準を作っていて、それが”着丈78cm”。
私の体感ですが、着丈78cm~は着こなしがグンと難しくなり、シャツ単体では魅力的にもかかわらず試着すると”なんか違う”と感じることが多いのがこのライン。
そのため、私はこのサイズ感のアイテムを通販で絶対に買いません。
やはり着丈が長くなればなるほど、パンツを選ぶイメージで、これも前述した”合わせるアイテムが少ないと着る回数が減る”ところにつながります。
ワードローブのなかの一つとしてある分にはかなり役立ちますが、着回しを考えるのであれば避けた方が無難です。
あとは、自分のサイズに合ったものが一番なことは大前提ではありますが、
私はサイズに迷ったら少し大きい方を買うようにしています。
それはなぜか。
シャツって手洗いをしても若干縮みますよね。
ポリエステル100%以外はほぼ確実に洗濯後少し縮む認識を持っています。
この点を考慮して迷ったら少し大きめを買うようにしています。
小さいサイズからさらに縮むと大惨事になりますからね。
まとめ
総括して私が言いたいことは一つだけ。
洋服タグはきちんとみてから購入しよう。
私のように最終的に着用しなくなってしまうともったいないですからね。
私の失敗談ではありましたが、是非参考になれば幸いです。
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