こんにちはSYO(@s_fcbr)です。
ここ最近で一番履いているパンツってなんだろうと考えた時に、
間違いなくTOP3に入るパンツがあって、
それが「M-52」
そう、”軍パン”です。
軍パンって私も最初は難易度が高そうでスルーしてたんですけど、
意外にもどんな洋服でも合わせられるのが軍パンのいいところ。
例えばこんな感じでシャツと合わせてもいいし、綺麗目にジャケットと合わせてもかっこよく決まる万能のパンツ。
生地も頑丈なので気を使わずにガシガシ穿けることもあって、最近は困ったらM-52を履いてます。
M-52の使いやすさを知っているが故、新しい軍パンが欲しくて探していたところ、近所のセレクトショップで少し変わった軍パンを見つけました。
それがこちらの”1960年製オランダ軍のカーゴパンツ”。
なかなかクセがある変わった軍パンとなっており、服好きにはたまらないかなり面白いアイテム。
個人的にはあの大人気ミリタリーパンツ「M-47」に匹敵するようなモデルだと感じています。では早速ディティールを見ていきましょう。
ちなみにこちらの軍パンですが、履きやすいようにかなりリメイクしてます。
リメイク内容について興味のある方はぜひ下記リンクからご確認ください!
オランダ軍 ダブルフェイス カーゴパンツ
全体像がこちら。Seyntex社製オランダ軍のカーゴパンツ。年代が1960年ものです。
生地はモールスキンライクなコットンで、どちらかといえば秋冬向け。
軍パンらしい太めのワイドシルエットが特徴的なアイテムです。
デッドストック品にもかかわらず、なんと価格が¥9,000。
まだそこまで人気が出ていないモデルだと言うこともあってこの価格とのこと。正直破格だと思います。
1960年製と言うこともありかなり雰囲気があります。
シルエット
なんといっても特徴的なのはこのワイドシルエット。
このパンツのサイズ自体が大きいこともありますが、本当に”かなり太い”です。
ワイドシルエットが特徴的なM-52と並べてみてもこんな感じ。
太パン好きの私からしたらたまらないボリューム感。
M-52が細く見えてしまうほどの圧倒的太さがたまりません。
ダブルフェイス
このパンツの一番の特徴は”ダブルフェイス”であると言うこと。
なんと生地が2枚貼り合わされています。
といっても2枚の生地がきちんと縫い合わされているわけではないので、
構造的にはパンツの中にもう一枚パンツが入っているイメージです。
パンツ1本で2本分の生地を使用しているため、かなりの重量感。
このパンツにある独特な雰囲気はダブルフェイスからきているようですね。
そのため、裾の部分を見てもらうとわかりやすいように”2重”になっています。
裾は長かったので自分で裁断し、カットオフ仕様にしています。
自分で切ったんですけど、無骨な雰囲気がさらにプラスされてかなり気に入っています。
2本分の生地が使われていることもあり、持ってみると重さはありますが、履いてみると重さはほとんど感じません。
ダブルフェイスは重厚感を演出するだけでなく、生地に重さを持たせることで、履いた時にストンと落ちる綺麗なシルエットになります。
ボタンとポケット
ポケットはサイドに2つ、後ろに2つ。共にフラップです。
サイドはかなり大きめのカーゴポケットとなっていて、マチもあり収納力抜群です。
個人的にたまらないディティールがこのボタン。
一見普通のボタンですが、”尿素ボタン”が使われています。
プラスチックができる前に使われていたボタンのようで、こういった時代が感じられるディティールは男心がくすぐられますね。
ちなみにウエスト部にはベルトループがなく、代わりにサイドアジャスターが用意されています。
これを使用することでウエストの調整が可能。ここにも同じく尿素ボタンが使われています。
フロントはボタンフライ。
そして細かいところになりますが、サスペンダー取り付け用のループが用意されています。
ロールアップ
裾にはボタンが取り付けられています。
これはただの飾りではなくて、
こんなふうにロールアップした時にストラップを留めるためのボタン
ダブルフェイスなこともあり、このストラップがないとおそらくすぐに戻ってしまうのでしょうね。
個人的にはダブルフェイスを活かして、上の生地だけ折り返して履いても面白いかなと思っています。
まとめ
あまり見かけないオランダ軍のカーゴパンツ。
・軍パンが欲しいけど被りたくない
・重厚感のあるパンツが欲しい
こんな方にお勧めの一本です。
ダブルフェイスであるため履ける季節は限られますが、
価格もそこまで高騰しておらずデッドストックでも今なら1万円以下で購入できるお得な一本。
M-47と比べるとサイドのカーゴポケットの位置が高く、こちらの方が履きやすいように感じます。
個人的にかなり押しの軍パンです。見つけた方は是非手に取ってみてはいかがでしょうか。
ではまた。
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