こんにちはichi(@s_fcbr)です。
個人的にずっと軍パンを探していたのですが、なかなかいいものに出会えず。
やっぱり古着ってサイズが大きいんですよね。
「デカすぎてどう足掻いても履けねえ!」ってのが多くてずっと見送っていたところ、
”これ以上のカーゴパンツある!?”と思える最高のパンツに出会えたため、ご紹介します。
ブランドは襤褸で有名な”KUON”
アイテム名は”ポーランドアーミーテントクロスワイドパンツ”となっており、サラ着ながらミリタリー要素抜群で雰囲気ありありなパンツです。
「ミリタリー・再構築・リメイク・一点モノ」こういったものが好きな方は、絶対にハマると断言できる最高のアイテム。早速ご紹介していきます。
KUON
以前よりKUON自体は知っていたのですが、今回が初めての購入。
ということで、ブランドについても簡単に調べてみました!
Brand Concept
KUON(クオン)は日本語の「久遠」、「遠い過去または未来」「永遠」に由来しています。世界中に存在する古着や古布の持つ歴史や文化を取り入れながらも、その枠に捉われず、時代が巡っても変わらない、理屈抜きのシンプルなカッコよさを追求することをブランドの真髄としています。新しいものは古くなるけれど美しいものはいつまでも美しい
引用:KUON
「初めてのブランド」っていいですよね。
世界が一つ広がって、自分の好きなものが増えていく感覚がたまらなく好きです。
引用:KUON
KUONでどうしても目を引くのは”襤褸”を使った洋服。
私もこの印象が強く”ボロ推し”のブランドだと思っていましたが、
KUONはデザイナーを務める方が、パタンナー出身のパタンナーブランド。kolorでパタンナーをしていた経歴もあるようです。
そのため、購入した店舗のオーナーさん曰く、特筆すべきは「シルエットの綺麗さ」。
シルエットとパターンにとことん拘っているブランドなので、全ての洋服が立体的。
欠点は畳みにくいことだそうです(笑)
今回購入したパンツも一見無骨なカーゴパンツですが、履いてみるとシルエットの綺麗さからどこか上品さが感じられるそんなアイテムです。
Poland Army Tent Cloth Wide Pants
ぱっと見はオリーブのカーゴパンツですよね。
ですが、実はポーランド軍のテントを解体、再構築しているというかなり変わったパンツなんです。
ミリタリーと再構築が好きな人がハマるといった理由がこれです。
こういった一見普通なのに、よくみると個性的なアイテムが相変わらずツボ。見つけた瞬間、即買いしてしまいました(笑)
この”ポーランド軍のテントクロス生地”というのもポイント。
今では生地を見つけることが難しくなっているようで、生地自体の希少価値はかなり高め。
しかもテントクロスは”デッドストック”。古着好きにはたまらない言葉ですね。
生地の希少価値や、再構築していることもあり¥38,500と値段は少し張りますが、これ一本あれば他のカーゴパンツはいらないなと思えるアイテムです。
早速ディティールを見ていきましょう。
サイズ感とシルエット
シルエットはテーパードが少しかかったワイドパンツ。
シルエットが本当に綺麗なので、無骨なカーゴパンツながらどこか上品さも感じられるそんなアイテムです。
夏はシャツ、秋冬はジャケットやコートで綺麗目に持っていくとめちゃめちゃかっこよく決まります。
もちろんスウェットやTシャツでカジュアルに振ってもかっこいい万能パンツ。買って大正解でした。
ウエスト部分がキュッと締まっていることも特徴的です。
また、タックはKUONでよく使われている”インバーテッドプリーツ”が配置。
このタックがフロント部に程よい膨らみとボリュームを生んでいます。
そして、後ろ裾には”ジグザグのステッチ”が。
これは擦りやすい裾口を補強するのみならず、ロールアップした時のシルエットを綺麗にする目的もあるようです。
履いてみるとこんな感じ。
TOPS:GU×UNDERCOVER
BOTTOMS:KUON
SHOES:asics×nulabel
「THE・カーゴパンツ!!」って色味が最高。
程よく太いシルエットが、ワイドパンツ好きにはたまりません。
TOPS:THEE
BOTTOMS:KUON
SHOES:asics×nulabel
タックの影響か、前にもボリュームのあるシルエット。
サイドから見ると、ほんのりテーパードがかかってるのがわかります。
また、丈は気持ち短めですっきりとした印象です。
やはり「カーゴパンツ+シャツ」の合わせは鉄板ですね。
サイズについて
私が身長178cmの痩せ型でMサイズを購入しました。
下記寸法値です。
ウエスト | 82cm |
---|---|
股上 | 33cm |
股下 | 70cm |
わたり | 39cm |
裾幅 | 28cm |
ウエストが大きめのためベルトでギュッと絞って着用しています。
裾幅は28cmと少し太めですが、膝下あたりからゆるいテーパードがかかっていることで、そこまで太さを感じさせません。
生地
テント生地と聞くと分厚そうですが、どちらかと言えば薄めの生地感。
とはいえテント生地の”しっかり風を防げる高密度コットン”なので、厚みのわりにはちょっと暖かめ。
そして夏場には”通気性や吸湿性”もあるのでオールシーズン使えそうです。
新品ながら古着ライクなアイテムになるため、生地は少し毛羽立ちや小さなシミは見受けられました。
私は素材の味として楽しめるタイプなので問題なし!
切り替え
特徴的なのは、再構築しているため”各所に切り替え”が入っていること。
左右だけでなく、表裏も全て異なる切り替えになっています。
フロントには”大きな斜めライン”と”横ライン”が左右でアシンメトリーに入っていますが、
バックは対照的に”細かな切り替え”が特徴的。
ここも左右でアシンメトリーになっています。
左裾はかなり細かく切り替えられており、めちゃめちゃかっこいいです。
切り替えが多く入るとカジュアルに子供っぽくなってしまいそうですが、全くそんなことは感じられない”大人のカーゴパンツ”。
”こんなにかっこいいことある!?”ってぐらいかっこいい、男心がくすぐられまくりなアイテムです。
ステンシル
左裾裏にはテントであった際の名残であろう”スタンプ”が残っています。
ミリタリーアイテム好きにはたまらないディティールですよね。
緑地に黒印字なのでそこまで目立ちませんが、”俺は昔テントだったんだぜ感”がかなりツボ。
よくみると1984と書いてありますね。
軍の管理番号なのか、識別用スタンプなのか。
パンツ外側の目立つところじゃなくて、内の部分にしれっとあるのもポイント。
外側の目につくところだと、ちょっとやらしくなってしまいそうなので、これぐらいが個人的に好きです。
まとめ
デットストックの生地を使用し、再構築しているため、全てが一点ものであるこのパンツ。
まず色で個体差があり、切り替え位置やステンシルでも全く同じものはない本当に一点もののアイテムです。
デッドストック生地なので、着用を繰り返すことで、生地の表情はさらに深くなり”経年変化”も楽しめるこれからが楽しみなアイテムです。
ではまた。
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