こんにちはSYO(@s_fcbr)です。
皆さんはタンスの肥やしとなっている洋服はありますか。
私もほとんど着ていないアイテムはやっぱり何着かあって。
着ない理由は色々あると思うんですけど、私の肥やしの中に一着「シルエットは気に入っているのに色がコーディネートに落とし込みづらい」という理由から着ていないアイテムがあります。
そこで今回は「色さえなんとかなれば着用頻度が上がるに違いない」と考え、洋服の染色をしてみます。
染色するアイテムは白のパンツ。
トレンドではありますが、残念ながら着こなせなかったのでセルフDIYで黒染めに挑戦します!
パンツを染めている方は多くない印象を受けたので、これから染色に挑戦しようと思っている方へ実際にどれくらい染まるのか等参考になれば幸いです。
関連記事:『stein風を目指して脱色アレンジをした別リメイク記事はこちら!』
アイテム
今回染めるパンツがこちら
古着で購入した1980年のユーロパンツです。
素材は”リネンとコットン”で薄手の生地。夏用のパンツとして購入しました。
おそらく綿麻の”生成り”となっており、染色が何もされていない素材そのものの色だと考えられます。
そのため、真っ白ではなくアイボリーライクなカラーです。
シルエットはワイド目でかなり気に入っているのですが、残念ながら私には白パンツがそこまでしっくり来ませんでした。
使用したもの
今回は”綿・麻”に強いダイロンのプレミアムダイを使用して染色をしていきます。
価格も500円程度と安くて助かります。
必要なものはこちら。
〈用意するもの〉
引用:http://www.dylon.co.jp/catalog/premiumdye.html
・ 容器(バケツ、鍋など)
・ ボウル(染料を溶かす容器)
・ 泡立て器(染料を溶かす際に使用)
・ 40℃のお湯
・ 塩(染料1袋につき250g)
・ ゴム手袋
※ 染料を複数使う場合はお塩とお湯の量も比例して増やしてください。
一袋で染まる量が約250g(Tシャツ2枚分)とのこと。
ひとまず一袋で染色を試してみたいと思います。
ちなみにダイロンには”マルチ”と”プレミアムダイ”という2種類の染色剤がラインナップされています。
私が感じた大きな違いとして、マルチは使用するお湯の温度が”80℃”でプレミアムダイは”40℃”。
80℃の高温で染めるとなると、繊維へのダメージが気になったため今回は"プレミアムダイ"を選択しました。
染色方法
0.洗濯して汚れを落とす。洗剤残りがないように十分にそそぐ
1.染色剤を500ml(40℃)のお湯に溶かす
2.塩250gを6L(40℃)のお湯に溶かし、1.で作った染剤を入れ混ぜる。
3.染めたいものを入れて15分混ぜ続ける
4.ムラにならないよう時々かき混ぜながら45分漬けおく
5.水洗いをして余分な染料を流す
6.新しいお湯(40℃)にカラーストップを入れて、混ぜながら15分漬ける
7.すすぎと水洗いをし陰干し
手順としてはこんな感じです。
色落ちを防ぐ製品としてカラーストップというものが同メーカーより販売されているので、今回はこちらも使用しました。
すみません、染めることに夢中で写真を撮るのを忘れていました。。。
唯一撮った写真がこちら。
15分混ぜ続ける工程3での一枚です。
ここで見る限りは真っ黒に近い状態となっています。
スタートがこの状態であることを考えると、かなり染まっているように思えます。
個人的に感じたポイントとしては、お湯を使用してひたすら混ぜ続ける作業が続きます。そのため夏に行うとかなり辛いかもしれません。。。
可能であれば涼しい季節に行うことをお勧めします。
完成
工程を重ねて完成まで持っていったものがこちら。
思ったよりもきれいに染まってびっくりです。
リネンの風合いも残ったままムラなく染色されています。
タグも若干染まっています。
糸部分は化繊のようで全く染まっていません。
そして、裾部分の糸も染まらずに白いままです。
ステッチはワンアクセントになり、ここに不満はありません。
一点不満があるとすれば、私が望んでいた”黒”にはならなかったこと。
一見きれいな黒に染まっているように見えますが、真っ黒のスラックスと比べるとこんな感じ。
かなり薄い黒であることがわかります。
乾かすと大きく色が変わりました。。。
少し緑っぽさも感じる色合いになっています。
色褪せた黒染めのM-52と比べても薄いですね。。。
パンツを染めるにはダイロン一袋では足りなかったみたいです。。。
ですが、実際かなり染色の完成度は高いと感じており、
このようにタックの裏まできれいに染まっています。
この色味で履けないことはないのでこの色味をしばらく楽しんでから、時間がある時にでも再度染め直しをしようかなと考えています。
まとめ
私が伝えたかったことはただ一つ。
白パンツの黒染めはダイロンプレミアムダイ一袋では真っ黒にはなりません。
地の色にもよりますが、白から黒はやはり多くの染料が必要なようです。
少し緑っぽい黒になるため、真っ黒にしたい場合は二袋必要だということがわかりました。
パンツの染色をこれから行う方や、検討している方の参考になれば幸いです。
今回使用したもの
ダイロンではなく、Ritという染料で染めた記事もあります!こちらも是非ご参考ください。
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